絵作者がモーリス・センダック。豚もオオカミの絵がかわいい!
でも内容は大人向けの(ブラック)ユーモアたっぷりな絵本です。
実際のオペラ歌手やモチーフが出てきたり、歴史的な知識がある方や、オペラ好きも楽しめそうです。
また豚が金持ちで、オオカミがパッとしないのも、皮肉が良い。
ボロを着てお腹ペコペコのオオカミを周囲は見下している様子だけれど、着飾ったお客も、すまし顔で踊っているバレリーナたちも、オオカミにとってはみんなご飯。
絵本の形ではありますが、本当はもっと大人向け(でブラック)な作者の思いがあるように感じました。