主人公のわたしは、朝の海が大好きです。
朝は誰もいなくて、波の音が静かです。
日によって、何かが流れ着いていることがあります。
それは、木やビンだったりオバケだったり。
はたまた傘や滑り台だったり、怪獣だったり家だったり。
長新太さんの突飛な発想に、びっくりします。
漂着物でまともだったのは、木とビンと貝殻、それから傘や花。
滑り台や家なんて、いったいどうやって流れてきたのでしょう?
オバケや怪獣も、いったいどうやって……。
これは、真面目に考えてはいけない絵本ですね。
絵本を絵本のままに受け止めて、長新太さんのとんでもない発想を、感動とともに受け入れることにしました。