いつも一人の男の人が、小鳥たちのお世話をしていくうちに
小鳥たちのことが分かるようになります。
そして小鳥たちのさえずりを
ピアノに歌わせることができるようになります。
けれど、近所の人にはミンケパットさんのピアノは騒音でしかなく、
人間の友達はひとりもいませんでした。
寒い冬の森で小鳥のえさがなくならないよう見て回り、
やがて来る巣作りの春のために、藁の準備をしている彼に
優しさを感じました。
周りの人々にどんなに変な目でみられても、
自分を曲げず、小鳥とピアノの音楽会をやめない彼に強さを感じました。
ある問題を解決したことがきっかけで
お話の最後にはみんなに認められ、尊敬されるようになります。
めでたしめでたしの終りで良かったです。
にじんだ絵の具が小鳥のフワフワを感じさせます。
落ち着いた色の絵で癒される絵本です。