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かいじゅうたちのいるところ」 ほしのさんの声

かいじゅうたちのいるところ 作:モーリス・センダック
訳:じんぐう てるお
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1975年
ISBN:9784572002150
評価スコア 4.49
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みんなの声 総数 312
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  • 月食の夜の物語?

    • ほしのさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    最初、絵がどうしても好きになれなかったのです。
    何か不気味。娘も怖がりはしないものの興味無しで、ずっと本棚にしまってありました。

    でも、ある日、「めっきらもっきら どおんどん」の絵本を買った時、そちらには興味を示さず、この「かいじゅうたちのいるところ」を読んでと持ってくるようになりました。
    どちらも、行きて帰りし物語ですね。娘は3歳ながら、共通性を感じていたのでしょうか。

    それ以来、かいじゅうたちのいるところ、は、何度も読むようになりました。
    最初、不気味に見えた絵も、なかなか可愛いと思えるようになりました。

    マックスは叱られて寝室に放り込まれ、不思議な世界に航海して行き、お母さんの用意してくれた夕食のにおいによって、元の世界に戻ってくるのですが…

    部屋の窓から見える月の形。最初は三日月で、最後は満月ですね。
    月食の夜の物語なのでしょうか。

    月って、魔力で何かが起こりそうですね。
    月食の間だけ、魔界への扉が開いたのでしょうか?
    魔界への扉が開いて旅をして…
    スープのにおいのおかげで元の世界へ戻りたくなったのですが、戻ってきたタイミングで月食が終了。魔界への扉が閉じてしまった。
    もし、お母さんの愛情=温かい夕食がなければ、マックスは、あちらの世界に閉じ込められ戻ってくることができなかった…
    なんて考えるのは、考え過ぎかな?

    他の方の感想を読んでも、いろんな見方をされていて、すごく奥深い話なんだと感じさせられる絵本です。

    投稿日:2009/05/12

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