アナグマさんのお店に置いてあったヨットが欲しくなったボビー。
でもそれを手に入れるには、お金ではなく「いいもの」と交換です。さあ、ボビーは「いいもの」が何かを考えなくてはなりません。
あれこれ考えてお店に持っていきますが、色々な理由で断られます。そしてその度に、その理由についてもしっかり考え受け止めるボビー。そして最後はヨットの持ち主であるビーバーさんが、これならきっと喜んでくれる!と確信したものをお店に持っていき、ヨットと交換してもらえました。
相手が喜ぶものを懸命に考えるボビーの姿はとてもけなげで素敵で、自分の子供にもこういう心が育ってほしいと感じました。でも同時に、自分はそういうことを考えられているだろうかという思いも…。親も気づかされるお話です。
今回は図書館で借りて読みましたが、購入して度々読んであげたいと思う素敵な一冊でした。