たまたまくるみ割りに子どもがはまっているので、この絵本を借りてきたのですが、出会えてよかった!
久しぶりに涙が溢れた絵本です。
ゆうたがお腹の中にいるときに芽を出したくるみの木。
お庭で、ゆうたと共に大きくなっていきます。
おとうさんが切った枝で木のおもちゃを作ってくれたというのも素敵だなと思いました。
くるみの実を初めてつけた年、お庭におばあちゃんの部屋を作ることを聞かされます。
くるみの木は切らないといけないと言われ、ゆうたは受け入れられません。
おばあちゃんに対してゆうたがしたこと、おばあちゃんがゆうたに言った言葉・・・すべてが共感できて、涙が溢れました。
くるみの木も大切だけど、おばあちゃんも大好きなゆうた。
最後に選んだ方法は、とても素敵なことだなぁと思いました。
くるみの木もずっと生きていくんですね。
ゆうたとおばあちゃんを通して、命のつながりの神秘さも感じることができました。
家族も同じ。
ゆうたの優しい気持ちが受け継がれていくんだと思います。