ご主人が持っていた骨につられて町へ飛び出したフォクシーは迷子になってしまいました。さびしくって悲しくて、お腹もペコペコに。やさしいふとっちょのおじさんに助けられまずは一安心。おじさんの家のおんどりと猫は芸達者。フォクシーも仲間になろうといろいろ試みます。
新しい生き方を選択しようと懸命に頑張りながらも、もとのご主人を思い寂しくなるフォクシー。今の仲間ともとのご主人が混ぜこぜになった夢を見てしまうのには思わず笑ってしまいましたが、同時にフォクシーの心の葛藤がジーンと伝わってきました。
「フォクシー」と呼ぶなつかしい声に、聞いていた息子と顔を見合わせ胸をなでおろしました。
フォクシーの気持ちがよく描かれていて、引き込まれるお話でした。