先日、ストーリーテリングの先生が「くぎスープ」という昔ばなしを
実演してくださいました。
その後、私が「石のスープ」のおはなし(『しあわせの石のスープ』)と似ている、
とお話したら、こんな本も、と紹介された絵本です。
再話としては、一番オーソドックスのようです。
3人のはらぺこ兵隊がある村にやってきますが、村人は食べ物を恵んでくれません。
仕方なく、「石のスープを作る」と宣言した兵隊たちは、
どのようにして、おいしいスープを作るのでしょうか。
昔話の再話で定評のあるマーシャ・ブラウンだけに、
昔話らしい、独特の雰囲気が溢れています。
『STONE SOUP』という原題を『せかい1おいしいスープ』と訳出してあるのも、素敵ですね。
今日小学校で「この20分休みにおはなし会があります。」と
放送してくださった先生が、
「今日のおはなしは『せかい1おいしいスープ』です。どんなス−プなんでしょうね。・・・」
とアドリブで入れてくださり、とても嬉しくなりました。
長いお話なので、途中退席した子ども達もいましたが、
また、他の再話を読んだ時、あ、こんなおはなし知っている、
と思ってくれたら嬉しいなあ、と思いながら読みました。