父さんだぬきが作ってくれた大きな凧。
五つ子ちゃんの子だぬきたちが、野原であげていると、
あら、子だぬきを連れて天まで上がってしまった!
そこに、天のかみさまが現れて・・・
子だぬきたちの気持ちよくわかります。
大好きな父さんが作った凧は、何にも変えがたいもの。
神さまに頼まれても、声をそろえて「だ、め!」という子だぬきたちは、
とっても可愛い。
神さまだって、純真な子供の心には歯が立たないということでしょうか。
荒井良二さんの絵が味があって素敵です。
帰ってきた子だぬきを抱きしめて泣く父さんだぬきが、印象的でした。