森のかあさんうさぎが勘違いと親切心から人間の子供を二人拾って来てしまいました。こうさぎ達はびっくりぎょうてん「かあさんたら なんて へんなの つれてきたんだ!」でも、かあさんうさぎは、どこ吹く風。それはそうです。これぐらいで、動揺していては8匹の子供は育てられません。機転を利かせて、二人をこうさぎ達の仲間にしてしまいます。そして一緒にいちごを食べたり、お散歩したり。最後は無事、本当のお家に帰れました。
かあさんうさぎったら、なんてあわてんぼう。でも、わかるわ。困っている子供を見るとほっておけないのよね。
かあさんうさぎったら、なんてしっかりもの。よなべして、うさぎの着ぐるみつくってしまうなんて。子供達がいちごを食べてる間にも編み物しているし。
子供達はみんなそれぞれ。恥ずかしがりや、世話焼きさん、甘えん坊。どこの子供達も同じです。
ストーリーは単純だけど、絵を見ていると、文字で書かれたものの何倍ものことがわかり、想像の翼も広がります。親子でじっくり観たい本です。