かこさとしさんの絵本は、私が小学校の低学年の頃によく見ていた記憶があります。
何といっても、内容の面白さに惹かれていました。
我が子も、かこさんの絵本はどれも大好きです♪
昔、草だらけの荒れた原っぱの端に、汚い小屋がありました・・・で始まります。
その小屋には、親ぶたと20匹の子ぶたが住んでいました。 いわゆる大家族というやつですね。
お父さんとお母さんの着ている服からしても、決して裕福とはいえない暮らしぶりのようです。
親ぶたが必死に働いているのに、子ぶた達は手伝いも勉強もせず、なまけて困った事ばかりしていました。。。
そんなある日、兄弟の一人が、変な赤い根の草を1本見つけてケンカをはじめました。
その赤い根は、美味しくて栄養のある人参という野菜だったのです。それを食べると、おりこうな いい子になるのです。 けれども、美味しい人参だということを知っている動物が、嘘をついて人参を持っていってしまうのでした。嘘はいけないということも、この本はちゃんと教えてくれます。
でも、人参を食べていい子になった子ぶた達は、そんな嘘つきな動物達にも、優しく人参をわけてあげるのでした。嘘をついた動物達も、お礼をすることを忘れません。
その動物達にも協力してもらい、たった1本のにんじんから 素晴らしいにんじんばたけができました。 にんじんを売ったお金でレンガを買い、保育園や図書館、りっぱな劇場も作りました。
それでもお金があまったので、今まで住んでいた小さな小屋を作り直しました。
もちろん 苦労なくしては、こんな事もできなかったでしょうね。
食べ物の好き嫌いもそうですが、この本から色んなことが学ぶ事ができます。