最近原田さんの作品をいくつか読んできましたが、この絵本は2012年7月に発行されたもので、とても最近のものでした。
やはり時の流れを感じるというか、初期の頃の作品とはまた違った味わいになっていました。
それでも山間の村の風景や、山の中であそぶ子どもたちの姿は原田さんらしい世界を見せてくれていて、楽しかったです。
特に個人的に好きなシーンは「すすきの揺れるかえり道」の絵です。
複数の子どもたちの遠近感、真ん中にある湖やその岸辺にいる鳥たち、そして遠くの空に沈みかかっている夕焼け!!
色合いもとっても穏やかで、秋の山の紅葉や静けさを感じました。
小学校の中学年から高学年くらいのお子さんたちにお薦めしたいです。