我が家のお気に入りの「ともだちやシリーズ」。
私は、うっかり「ともだちひきとりや」を先に読んでしまいましたが、絶対にこの本を先に読むべきです。
そうしないと、キツネとオオカミが、ただのおせっかい焼きに捉えられてしまうからです。
この本を読むと、自分達の犯した過ちを友達に繰り返させたくない一心なのだと理解できます。
私も「ごめんね」の本当に短い一言を言えない子供でした。本当は、すごーく悪いと思っているのに、喉元に止まってしまって、口から先に出てこないのです。本人が一番よくわかっているのだけれど、苦しくて、苦しくてたまらないのだけれど・・・。
まったく、愚かな話です。
ここで、最も重要な登場人物は、ありさんです。
仲直りの場面に、偶然居合わせ、とんだ被害を被りますが、とても笑えるシーンです。仲直りのきっかけは、いろいろありますが・・・ありとは、誰が思いつくでしょうか。
最高の仲直りで、本当に楽しく、子供にはいろいろ勉強にもなる作品です。