図書館で4歳の次男が見つけて持ってきた絵本です。
「すごいな、ネズミ」の一言。
いろんな動物に狙われるネズミが、架空の恐ろしい動物“グラファロ”を持ちだして、ピンチを切り抜けます。
だけど、架空のはずのグラファロが本当に現れて‥!
そんなときのネズミの機転の速さに脱帽です。予想外の登場のグラファロまで、うま〜く言いくるめてしまいました。
子供たちにとっては結構「頭」を使うストーリーのような気がします。
読み終わったあと、「森でいちばん強いのは?」と尋ねると「うーーーーーーん」と一生懸命悩んでいました。
ネズミは弱いのかもしれない。でも森で生き抜いているんだから、実はいちばん強いのかもしれないね。強さとは腕力のことだけじゃない。賢さだって強さですもんね。
それにしても、リズミカルでおもしろい訳がしてあります。日本語独特のおもしろさにうまく変換されていて、すごいなと感心しました。