「テレビ絵本」でこの本の存在を知りました。
最初見たときは、正直苦手なイラストだったので流しながら・・・という感じでした。お恥ずかしい話、小さい時からこのてのイラストが苦手で・・・なんか怖いというイメージを持っていました。
ところがある一場面を目にしてからついつい話も聞くように・・・。
画面には色とりどりの綺麗な花がたくさん咲いていました。そしてその花は、誰かが誰かのために我慢したことによって咲くという・・・。
最初、違うんじゃないかって思いました。双子の兄が自分は兄だということでおっぱいを飲みたいのを我慢する。そうすることで花は咲く。ナゼ我慢?? そう思いながらもこの話が入るたびに見入っていました。
そして・・・「我慢」というより「思いやり」ということを伝えたいのだと思うように。『思いやりと我慢は紙一重なのかも。「我慢する」という言葉の前に、そこに「相手を思って」という言葉をつけてみると、それは「思いやり」になる。』
この歳になってこういうことを考える機会ってなくなってました。この本に出会って久しぶりに考えました。新鮮な気持ち。絵本によって「考える」なんて。
この本はぜひ手元に置きたいと思います。うちの子にはまだ早いけど、理解が出来るようになったとき感じてくれればいいと思います。
良い本に出会いました。