瞼の描き方に特徴のなる方だな〜と、思いました。
あと、空間の描き方も!ゆがんだ鏡から覗いているみたいで、くにょ〜ンと伸びた世界が面白かったです。
色使いも全体的に鮮やかで、赤ちゃんのゆりかごカバーとして塗ってくれたおばあちゃんの「タペストリー」、素敵でした。
家族の一人一人が、新しい命の誕生を自然に喜んでいる情景が、読み手の私にもよく伝わりました。
窓の外に雪が見えるので、読んであげるのは冬の方が雰囲気がつかめそうですが、新しい家族をこれから迎えるご家庭で、ぜひ一度は読んでみてほしい作品です。
もちろん、幼稚園や小学校での読み聞かせにもお薦めです。
自分たちが赤ちゃんだった時、お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんは、こんな風に『誕生を喜んでいてくれた』と、素直に実感できる作品だと思います。