この絵本の存在は何年も前から知ってはいたんですが、表紙の女の子の絵が何か物言いたそうにしていて淋しい絵本なのかな?と勝手に想像してなかなか手に取らずにいました。
実際は想像とは全然違うもので、そして深いお話でした。
絵本って不可能な事が可能な世界だけど、この絵本は結構現実味があります。
子供も大人も、人間って興味のあるものにすぐ手をのばしては逃げられる。
「あ〜ぁ逃げちゃった」って事よくありますよね。
この絵本の女の子もそう。
色んな生き物に「一緒に遊びましょう」と手を伸ばしては逃げられていく。
やっぱり、知らない物がいきなり手を伸ばしてきたら人間だって怖いって感じちゃうもんね。
皆が皆逃げていっちゃって可哀相なんだけど・・・
その後がすごくいい^^
自然の中で、人間はどうあるべきなのか・・・
深〜〜いところまで考えさせられました。
暖かい素敵な絵本でした。