原っぱへ遊びに行った女の子がばったと遊ぼうとすると逃げられます。へびにもうさぎにも、触ろうとすると逃げられるの繰り返し。女の子の残念そうな表情が、こちらに伝わってきます。「わたしもよく動物に逃げられるなあ」としみじみ。
でも、女の子がじっと座っていると、動物たちが集まってきて、鹿の赤ちゃんが顔をなめてくれたのです。そのときの女の子のうれしそうな顔に、こちらまで幸せになります。「うちの犬もなめてくれてかわいいなあ」と思い出します。ずっと原っぱを見守っているお日様も優しそう。やわらかい雰囲気の絵は、お部屋に飾りたくなりました。