娘は、おかえしのおかえしの・・・の言葉の繰り返しを面白がってはいますが、お返しが続いていく行為そのものを面白がっているわけではないみたいです。
それと、絵が、たぬきさんの家に元からある家財道具が、娘にはボロに見えるらしく、こんなものあげるの?と納得できない様子。きつねさんの家のものはきれいに見えるようですが。
言われてみれば、たぬきさんちのは、古道具に見えなくもないな。
私はというと、贈り物とかお返しというのがどうも苦手で、そういうことをする時は、悩みこんでしまうことが多いのですが、だから、たぬきさんやきつねさんがご近所さんにいたら疲れるだろうな。
そして、他の方の感想にもあるように、子どもまでお返ししちゃうのはやりすぎかなと思えます。
それに、私はごちゃごちゃしている我が家にすごくストレスを溜めていて、要らないものは処分したいなと思っており、それなのに、荷車にどっさり家財道具を乗せて、しかも中古を持ってこられたら、なんて思えてしまって、ついつい自分の身に置き換えて考えて、そんな人間関係に読んでいて疲れてしまいます。
お花辺りまではアリなんですが。
ただただお返し合戦が続く単調さにも、読むのも疲れるし。
もっと素直に楽しめばいいんでしょうが、私には無理なようで残念です。
それにしても、両家にお父さんはいないのかな。
5歳の娘ですら、お父さんが帰ってきたら困らないのかな、と疑問に思っています。