古くから伝わる童話を、現代テイストの味付けにしたり、
主人公視点から、悪者視点に変える絵本がたくさん出版されています。
結構面白いものですよね。
今回は、こちらの、おおかみと7ひきのこやぎをベースにした絵本を読んでみました。
おおかみくん、こやぎたちに家に入れてもらえず、結構涙ぐましい努力をします。
歌の先生について習ったり、絵描きにつめを塗ってもらったり、しっぽを歯医者で矯正してもらったり。
なんだか、いちいち手間隙かかっていて、日が暮れそうなかんじもするのですが。
これに比べると初代の?おおかみと七匹のこやぎは、あまり工夫がないように思えますね。
大変面白いながれです。
けれど、読み終えて、息子が言った一言。
「おなかじょきじょきしないんだよねえ…」
この童話で、一番印象に深いシーンが描かれていなかったのは、
やはり子供たちには残酷だと判断したのでしょうか?
確かに、この部分はあまりに残虐すぎて、親も躊躇するかもしれませんが、
コレに比べると、尻っぺたをけっとばすのは、あまっちょろいような気がしてしまいました。
おなかを切っても、ユーモラスなところを見せてもらえれば、もっともっと面白かったかもなあ…(難しいかな?)
それまでの流れが大変に面白かったので、少し、肩透かしな気もしてしまいました。