タイトルにいきなり漢字がふくまれていたので、小学生向けかなと思いましたが、小さい子にも読んであげるのにぴったりな本です。
いろんな種類の日本のお化けが登場するので、それらを見るだけでも楽しいのですが、雪がつもってかまくらをつくったり、ろうそくの火を小さなかまくらの中にともしたりする光景を見てると、雪国の生活にあこがれを抱いてしまいます。
雪の色は一言で「白」とは言い表せないことも、この本で読み取れます。日中の雪、日が暮れかかるころの雪、日が落ちて暗闇の中の雪、雪の色の変化が見て取れるのがとてもよかったと思います。