11月の昔話ということで、読んでみました。
旅のお坊さんが、貧しい家に一晩泊めてもらいます。
おばあさんは、おもてなしをしますが、それは他の家から盗んできたものでした。
そのことに気がついたお坊さんは、空に祈り、雪を降らせて、おばあさんの足跡を隠します。
泥棒をすることは、いけないことです。
でも、おばあさんにとっては、それが精一杯だったことでしょう。
お坊さんなのですから「いけないことだ」と諭すこともできたでしょう。
そうはせずに、黙って降らせた雪は、優しく包み込んでくれるようだと思いました。
11月23日という、まもなく訪れる日だったこともあって、子供は興味を持ってくれました。