ジイちゃんが亡くなった、お葬式の日のであった「ヒサオ」は「走ろう」とタケを誘います
嬉しそうに走る姿や照れる仕草がどことなく懐かしい・・・
ヒサオの提案で二人はやがて「宝探し」をして古いタバコのカンをゆずのきの根元から掘り起こす。それをユウコに渡してくれと言うのです
身近な人の「死」に真正面から向き合うお話は、子どもにとったら衝撃的かもしれない
でも人間は生まれたら必ず死ぬと言う宿命があることも事実
そんな当たり前のことが、なんとなく置き去りにされてきて、「いのち」の重みを伝えることが難しくなったこの頃・・・
亡くなった人が目の前に現れることはないかもしれないけれど、確実にその人を知っている人たちの心の中に生き続けることを信じます
小学校中学年から読めると思います