アイヌの昔話の語り部≪四宅ヤエ≫さんのお話を藤村久和さんが文章にして、手島圭三郎さんが描いてくれた「アイヌの神話絵本:神々の物語」シリーズの1冊です。
“神”といってもアイヌの人々にとっての紙は、人間の姿をしてるものはなく、そこに住む自然界の生き物であることが多いようです。
しかも、底知れぬ神々しい力はありますが、決して人々の平和のためなどという博愛精神は持たず、
しいて言うと自然界の秩序を守るための存在といった感じでした。
この「カムイチプカ」に登場する神さま=シマフクロウを、手島さんは荘厳に美しく描いてくださっていました。