ずいぶん前に私が買っていた本です
先日お話会で 素話をした人の話を聞いて 本を久しぶりに読んで、おもしろく 笑えてきました
昔の 百姓は 年貢を取られて貧しい生活を強いられていたのですが このあほう村の 九助(くすけ)は なかなかの知恵者で どきょうもあり 一休さんのとんちのようでもあります
九助さんは「いまから りこうもんに なろうたって おそいけぇ みな あほう村の ダラズ(ばかもの)の ほんまな ダラズに なっとりゃ ええ。」
なかなか 度胸があるな〜 こんな風にみんなに言って みんなに勇気と開き直りで 悪代官を村から追い出す話です
話の中で 落語のようなおもしろさがあり 笑えます!
ちょうず(てあらいのこと)ー長い〜頭
だいこんおろしー 代官の頭に大きな大根を おろしてあたまにあてて怒らせる
こんな ナンセンスが おもしろく 笑えるのです (こどもでも このおかしさが 分かる子に お奨めです)
ヘヘラ ヘヘラ ヘヘラ・・・・・・とわらうのも九助さんの知恵で 村中のものが あほになって 笑うのです
あほになる これは ばかげているようで なかなか なりきるのはむつかしいものです。
これをやりきった 九助さんたちは 悪代官の一枚上手
なんだか すかーと いい気分になれます。 笑いで吹き飛ばす おもしろさの昔話です
ふくだ しょうすけさんの絵は 暗い感じですが 村人たちの表情がじつに良いです!
一人一人の個性の表れた 描き方で みんな あほでも 力のある 人間やと 思わせてくれました( 昔話にピッタリの絵ですね)
(おにのよめさんの絵本の絵もふくださんです。 私はこの絵本もだいすきです!)
昔話のおもしろさを楽しめましたよ!