おやつを たべおわったとき、あたし、なわとびのひもを わすれたことを おもいだした。
という一文ではじまります。
なんかちょっと変わった出だしで、興味を持ちました。
きつねと、少女りえ(あたし)と弟のけんちゃんの交流の物語です。主人公の女の子の視点で、優しい文章で綴られていきます。
ちょっと懐かしいような、あったかいお話だと思いました。
酒井駒子さんの絵が、ちょっとかすれたような、くすんだような、それでいてちょっぴり少女漫画チックでおしゃれです。大人の読者にもアピール十分だと思いました。
とても評判がよい絵本です。
それなりに楽しめたものの、私たち親子にとっては、特に記憶に残りそうな一冊とはなりませんでした。