我が子も小さい頃好きでした。保育園では5歳のクラスで読みました。
全部読むと30分はかかりますし、絵のないページもあります。しかし読み聞かせをするのに、何回かに分けて読もうと思っても、こども達がそれを許してくれません。「では、続きはまた明日…」「え〜っ!?あかん、あかん」とブーイングの嵐。それ以来、これは30分以上の時間のあるときしか、読まないことにしました。
3匹の兄弟が順番に「わかったよ」と返事をする場面では大げさなくらいに声に強弱をつけると、もう聞き手のこども達は大爆笑で、読んでいるこちらも楽しくなります。
ただ、おかあさんがわなやネコの危険を歌い聞かせる場面を、いつも即興で何となく歌うように読むのだけれど、どうも字余りですっきり収まらないのが気に入らなくて、替え歌でうまくはまるのがないかな…なんて思案中です。
絵本から、ちょっと読み物への移行に丁度いい作品だと思います。自分で読むより読んでもらう本です。