キツネの嫁入りではなく、キツネのよめとり。どんなお話だろうと思って読んでみると、
キツネにきれいな着物(べべ)をやるから家にこいと誘われた女の子。最初は、そんなキツネをはねつけていたけど、毎日誘ってくるから、ついその誘惑に我慢できなくなって、キツネについていく。いってみると、娘は花嫁衣裳を着せられ、キツネの嫁にされそうに・・・
誘惑には負けては駄目!ということがとっても分かる絵本でした。
そういう意味では、危険がいっぱいの今の世の中にぴったりの作品なのかもしれません。ちょっと悲しいですけど・・・
知らない人についていっては駄目ってこと、親のいいつけを守ることの大切さが、キツネと娘のやりとりから感じられます。
劇とかにしても面白い作品だなあと思いました。
ネズミの知恵を借りて、顔に泥を塗って、その危機を乗り越えていく。そんな発想に子供は大喜びでした。