我が家の本棚の中で最も大きなサイズの絵本です。
それも理由の一つでしょうが、娘は「篤姫の絵本」と言って週に何度も読むように催促してくる絵本です。
昔の韓国での針仕事に使われてた7つの道具を擬人化し、我こそがお針仕事に最も重要な存在と主張しあう物語です。
2歳の娘には擬人化など内容までは理解していないようですが、何よりも挿絵が気に入っている様子です。
私にとっても物語も楽しく十分楽しめますが、それ以外にも魅力の多い絵本です。
7つの道具の特徴に合わせてそれぞれが年代(それにより髪型も)、チマ(スカート)の長さも異なると言う細かな設定。
7人のそれぞれの誇らしい顔や嫉妬に満ちた顔など感情が表情によく描かれている点。
最近では一般家庭でもほとんど見かけない李朝家具。
後半では韓服につける装飾品の挿絵。
・・・など昔の韓国の生活の一部が垣間見ることもできる魅力のたくさん詰まった絵本です。
下着も合わせるとミシンでも最低2〜3日は掛る韓服作り。
一針一針手で縫っていた昔の方の針仕事を思うと脱帽です!