思いがけない出来事のために、一人で走ってしまったぼくの話し。梅田さんご夫妻の絵本は絵が動いているように感じます。場面ごとの空気が伝わるような気がします。
トイレを我慢してオタオタしている空気、泣いている知らない子をほおっておけない空気、一人で走ってしまった空気、悔しくてむなしくてどうしようもない空気…。そして最後にはやさしいはなむらせんせいとの場面の空気。
この絵本もドラマを見ているようです。
幼稚園、保育園の年長組の運動会の前に読んであげたいと思いました。同時に読んでもらった子ども達に優しさや頑張ることなどが伝われば、と思いました。
タイトルもすてきです。