『五体不満足』の作者が、小学校教師の体験を基に描いた小説です。
新米教師の視点で描かれる世界ですので、主人公同様、学校生活での様々な出来事に
いろいろ考えさせられる点では、共感しやすいと思います。
体験がベースにあるので、子どもたちの個性の描写はとてもリアリティがあります。
そして、試行錯誤する主人公から、たくさんのメッセージを受け取ることができそうです。
子どもたちと向き合う、という点では、子育て中の親にとってもいろいろ感じることがありそうです。
現場で子どもたちに真剣に向き合ってくださる先生方に改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。