ひろくんは、おばあちゃんから時々おとうさんの名前のよしおと呼ばれますが、おばあちゃんが居なくなって家から飛び出して行った時に、「むかしのくにへいったままでいいからもどってきて。ぼくのことよしおとよんでもおこらないから」と。ひろくんが心の中で叫んでいたのが、凄く泣けました。孫って本当に愛しいと思いました。おばあちゃんもひろくんを「よしお」と呼んでいる時の嬉しい優しい顔をして子育てをしてたお母さんだったころが一番よかったんだと思いました。一番幸せだった頃にかえれてよかったと思いました。「むかしのくに」っていう表現があたたかくてとても気に入りました。ひろくんも優しい思いやりのある子に育ってなによりおばあちゃんを大切にしている気持ちにうたれました。