前作の「ピン・ポン・バス」よりもお客さんの様子や運転手さんの心配りなど、バス中の細かい描写はありません。
けれど、目的地に到着するまでのワクワクする感覚を存分に味わえる絵本になっています。
目的地は海☆です。
家族で海遊びに出掛けるのです。
バスが長い坂を登り、暗いトンネルを抜けると、そこには青い海が広がっています。
そこからのページは海の青さと空の明るさで雰囲気が一変。
海への到着を待ちわびていた気持ちが、一気に嬉しさに変わったことを表しているようです。
「ぼくも海に行きたい!」読むたびに息子が言っています。
バスが町を走り抜ける様子や踏切、特急電車の通過、消防署や工事現場を横切る様子など、乗り物好きにはたまらない場面もしっかり組み込まれていますよ☆