大好きな14ひきシリーズですが、こちらの「あきまつり」だけは、どうしても好きになれませんでした。
秋の森の中でおまつりをする14ひきの様子を期待してページを開くと、かくれんぼをしていたろっくんを探していく間に、突然野生のきのこたちが動き出すという展開に…!今までの14ひきシリーズでは、そのようなファンタジーな描写はなかったのでびっくりしてしまいました。おまけに、ページをぎっしりと埋め尽くすどんぐりときのこと蛙の大群。。
そこからもうストーリーが頭に入ってこなくなり、娘たちもいつもとは違う展開に笑顔がなくなっていました。かわいらしい14ひきと、素晴らしい自然や豊かな秋の実りが存分に描かれていて、とても素敵な一冊には間違いないのですが、14ひきシリーズにはそのままの自然の姿を描いてほしかったな〜と思ってしまいました。