生まれて、退院した次の日に3.11の震災に遭った息子。
ほんの数日でしかないけれど、この絵本の景色と一緒に生きたんだなあと思い、
2歳半の息子と読んだ本。
はやぶさ、のぞみ、さくらを乗り継ぎながら、
新青森から鹿児島中央まで、旅をしていく絵本。
文章はほぼありません。
表紙の絵のような、日本地図がずっと続くのですが、
デフォルメされていたり、観光名所が載っていたり、
日本地図を見ながら感じられる、いい本だと思います。
地図の切り取り方がおもしろい。
いつもは南側が下になることが多いですが、
切り取り方で、既視感のない風景が広がります。
一気に読むことはまだありませんが、
新幹線と地図に興味を持っている息子は結構喜んでいました。
何度もページをめっくっていました。
まだ、理解できているかわかりません。
また少し大きくなってから、再読したい1冊です。