いつもはアーネストにわがままを言ったり甘えたりしているセレスティーヌが、この作品では大活躍をします。ころんで怪我をしたアーネストを介抱し、家に連れて帰るのです。それだけでなく、落ち込んでいるアーネストを元気づけて楽しい気分にしてくれるのです。
常に前向きで、楽しいことが大好き、生活を楽しむことを知っている、そして、常にお互いのことを思いやり、感謝の心を忘れない、なんてすてきな二人なのでしょう。でも、誤解しないでくださいね。恋人同士ではありません。親子ですから。アーネストが赤ちゃんだったセレスティーヌを拾って大切に育てて来たのです。
始めは取っ付きにくいシリーズですが、1作読むごとに虜になってしまいます。