「くれよんのくろくん」の続編、なんですが、くれよんが新品、とは他の方も書かれていましたが、私もちょっと気になる。
それとも、また別のくれよんさんたちのお話なのでしょうか?
それはともかくとして、前作とは、違ったタイプのお話です。
前作「くれよんのくろくん」は、描くことそのものが物語の主軸にあると思いますが、今回は楽しい体験をして、それに描くことがかかわっています。
くろくんが、バスに出会い、道路を描くと走ってくれました。
次は、ふねに出会い、うみを描くと走ってくれました。
くろって実は何でも描ける色ですよね。そこが黒の魅力だと私は思っています。
くれよんたちがわがままだったり、責任転嫁しあったり、人間っぽいな〜と感じる一方で、しんかんせんが事故にあい、実はしんかんせんは粘土で、だからへっちゃらで、けんかなんかやめてくれよで、ごめんなさいで、それでいいのかな。
おまけに、ねんどくんはトロッコ列車になってみんなを乗せてくれるし。事故の重大さからして、もっと深刻さが欲しいというか、もっと叱られてもいいのに。
しんかんせんが、粘土でなくほかの材質でできたものだったら、本当に死んでいたかもしれないのに。
そういうところが気にはなりますが、実は乗り物さんたちは、みんな同じ一人の粘土くんでした、というのは面白いな、とは思いました。
でも、カラー粘土?だったら、ぐにゃぐにゃしたら混色しないかな。
とか、そんなところが気にはなりますが。
くろくんの絵本は、今は3冊出ていますが、娘は、この「くろくんとふしぎなともだち」が一番気に入っています。