自分の父親の仕事が何なのか?
小学生位になると、学校の作文であったり、
社会の授業などで、仕事というものについて学んだりすると思います。
この本の主人公も、きっかけはそんなものだろうと思います。
では何故、父親に直接聞かなかったのでしょう?
そこがまず一番の疑問です。
世の中の父親の大半は、スーツや制服、作業着などを仕事に使用するから、
ジャージで出歩く父親に、仕事について聞けなかったのでしょうか。
「わるもの」の仕事をしている父親にとって、
息子の疑問に答えるのは、なかなか難しいかもしれませんね。
でも息子は、父親の仕事について、
自分なりに感じるところがあって、
誇りに思える気持ちがちゃんとあるように見えるので、
普段の父親がきっと尊敬出来る人間なのだろうと感じられました。