双子のねずみ、ウィリーとウィニーが、ウッディという木と仲良くなります。四季を通じた変化とともに、お互いを思いやる気持ちが描かれていてとてもよいと思いました。タバコを吸う人がいると山火事が怖くてぴりぴりするウッディを見たら、(私はもともと吸わないけれど)禁煙したくなると思いませんか?少なくともマナーを守る大人が出来上がりそう。そして、実をつけて双子に与えるウッディを見たら、自分たちだって、何かを友だちに分け与えたくなりませんか?クリスマスのシーンも、お互いがいるだけで幸せだという状況を読むと心が温まります。
子供だけでなく大人にもおすすめの本です。
年齢的には3歳でうちは読みましたが、結構文章が長いので3歳くらいが最適だったと思います。子供はねずみが実をもらうときも「これ、オレンジだよ!」とか、絵を見ながらいろいろおしゃべりしていました。楽しかったようです。