書店で立ち読みをしたのが、2011年。
この時の印象は、随分大きいサイズの作品だな〜。
開いて、お話も大きいな〜。
今度ゆっくり読みたいな。
あれからもう4年も経っているんですね。
久々に図書館で再会。
借りてきました。
だれもいない平日日中に、一人お抹茶をいただきながら読みました。
やはり、この年になって、心の奥にグイグイと訴え掛けられている感じのする作品でした。
大きな世界に包み込まれ、たくさんの恵みを与えられ、考えられないほど重なった偶然・おそろしい奇蹟の中で、生かされている私たち。
日々の営みの有難さ、非日常の中で遭遇する大小の苦難、そこでしなやかに命を繋いで来た私たち。
私たちの生命力の前に、やはり畏れ感謝すべきは、私たちをいだくこの世界なんだと、切に思いました。