新刊コーナーで見つけたのですが、文庫になる前のハードカバーとしてもっと以前に出されていたようです。
ふざけあっていて飛んでとまった石鹸を探しているうちにコウモリと出会った浩。
岡田淳さんの作品の主人公たちは高学年の男の子と女の子が出てくるパターンが(といってもまだそんなに読んだわけではなく『二分間の冒険』と『手にえがかれた物語』が読んでいて浮かびました)
あります。
『手にえがかれた物語』に印象として近い感じがしました。
浩と陽子の反発し合っていても互いに惹かれている様子なのが、初恋に思えてしまうのは大人が読むからでしょうか。
二人とコウモリを加えての三人で、ポアンアンに立ち向かうところに子どもは感情移入できるのではないかと思います。
主人公は五年生なので、その近辺のお子さんが読むのにちょうどよい児童書です。