そろそろクリスマスの時期に備えた絵本選びをしようと思って、探してきました。
この本はポプラ社の『絵本・いつでもいっしょ』というシリーズの11巻目です。
薫くみ子さんお得意の優しさが漂う暖かいお話でした。(クリスマスのお話ですが)
colobockleさんのイラストがとても個性的で、不思議な世界を醸し出してくれていました。
グラフィックデザイナー(イラストレーター)と、紹介文に書いてありましたが、この絵本には貼り絵も使っているようですし、
汽車の車輪はボタンですよね?
大きな月が浮かんでいるシーンの絵は版画絵に見えます。
1ページ1ページこだわりを持って描かれている力作でした。
ただ、私が評価を「なかなか」にしたのは、物語の人間関係とか、「ゆうれいの男の子」の描写が、小さなお子さんには伝わりにくいかなと、思ったので…。
小学校の中学年以上のお子さんくらいになれば、状況が読めるかな〜。