天然(?)のがちょう、ペチューニアの起こす騒動のおはなし。
今作では「本」がキーアイテムになるところがポイント高いですね。
ある日、草地に落ちていた本を見つけたペチューニア。
聞きかじった「本を持ち、これに親しむものは、賢くなる」の言葉を思い出した
ペチューニアは、賢くなったつもりで適当な助言をして・・・。
本を抱え、実にとんちんかんな発言が、子ども達にも大受けでした。
ラストはなかなか教訓的です。
本の利用の仕方を教えるのにいいかもしれませんね。
でもね、「おばかさん」という表現、子ども達の反応はよかったですが、
少し気になります。
これが翻訳のつらいところでしょうか。
実はおはなし会で、アヒルの出てくるおはなしと一緒に読んだのですが、
図書ボランティア仲間が違いを調べてくれました。
ガチョウは野生の雁(がん)を飼いならしたもの、
アヒルは野生のマガモを飼いならしたもの。
どちらも似たような配色で、食用で見かけるので混同しがち。
(マッチ売りの少女に出てくるのはがちょうのロースト。)
ちょっと勉強になりました。