首都ソウルで暮らす父と娘が、大都市の中で山遊びをするお話です。
東京と違って、ソウルは中心部に山(南山)があり、四方をいくつもの山に囲まれた地形です。理想的な地理環境をそなえている都市です。
父と子供二人で、秋の山を満喫しながら登って行きます。
二人の、寛大なる心が伝わる本です。
最後のページの絵。
たくさんのビルが立ちのぼる真ん中の山の頂上で、二人が手をあげているのが、心の大きさを物語っているのではないでしょうか?
画家のハン・ビョンホさんは、子供の心の開放感と自由な跳躍を表現するために、ほとんどの絵を左手で描いたそうです。
お父さんに読んでもらいたい本です。