3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。たまごにいちゃんのシリーズはこれが2冊目かな?この発想というか、奇抜なストーリー展開がおもしろいですね。なかなかたまごの殻から出てきたくない、ぺんぎんの兄ちゃん。すでに下に弟か妹が3匹いて、彼らのほうが大きくなって、いろんなことができるようになっているのに、たまごの殻に閉じこもってお母さんにべったり。超甘えんぼ。でも、お母さんが転んで怪我をしたかもしれないと知ったとき、このおにいちゃんは一気に殻を破いて、ママを救う。母親思いのいい子ですね・・・。ちょっとほろっときました。
大切に思っている人の役にたちたいとなりふり構わず救いたいという気持ちを大事にしたいですね。そういう気持ちを気づかせたり、教えてあげるにはこの本はいいと思います。殻からでると、下の子たちより体は小さいけど、やっぱりみんなのお兄ちゃんでありたいと、いろいろと努力するところもかわいいですね。自分の身勝手が通らないのも現実ですが、そんなものどうでもよくなってしまう瞬間や切り替えが大事だと思います。コミカルなのに、おもしろい絵本です。