男性しかいなかったサンタクロース志願者の中で、唯一の女性、それが今回の主人公「おばあさん」です。
周りは「女性にサンタクロースなんて無理だよ、そもそも、聞いたことない」といいますが、おばあさんは気にもとめません。
そして、いちばん気性の荒いトナカイに乗って、いざ出発!
その心意気やよし!
でも、どうしておばあさんはそこまでサンタクロースになりたかったのでしょう? それが、この物語の鍵になっています。
どうしてなのかは、読んでみてください。
「うちのおばあちゃんも、サンタクロースになってるのかな?」
よみきかせが終わった後で、ぽつりとつぶやいた子どもの言葉が忘れられません。
ええ、きっとサンタクロースになって、あなたのもとへやってきていますよ。