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うしとトッケビ」 はなびやさんの声

うしとトッケビ 作:イ・サンクォン
絵:ハン ビョンホ
訳:おおたけ きよみ
出版社:アートン
税込価格:\1,650
発行日:2004年03月
ISBN:9784901006675
評価スコア 4.53
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みんなの声 総数 14
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  • 日本の童話が韓国童話に影響

    韓国の絵本ということで手にしたのですが、読んでみて驚きました。

    私が大学時代に研究していた豊島与志雄の「天下一の馬」と酷似していたからです。

    トルセを甚兵衛、牛を馬、トッケビを悪魔に置き換えれば、「天下一の馬」になります。

    読みながら、私の頭の中で、「天下一の馬」は韓国の童話だった?それはすごい発見と思ったら、作者紹介と訳者解説でなぞがとけました。

    「天下一の馬」の翻案作品だったのですね。

    トルセは、けがをしたトッケビの子どもに頼まれて、トッケビの子どもを牛のお腹に入れて休養させてやります。

    馬よりも牛の方がお腹が大きくて、小さな子どもぐらいが入りそうではありますね。

    お腹の中に入るとことでは日本には「かえるをのんだととさん」がありますし、そこへ悪魔の子を入れるというのは、フランス文学を専攻していた豊島ならではの発想と思われます。

    トッケビは韓国では不思議な存在ということで、「うしとトッケビ」は韓国の昔話らしい感じに仕上がっていると思いました。

    日本では、豊島与志雄といっても、あまりご存知のない方も多いと思いますが、こんな風に韓国のお話の中で生かされていて、嬉しく思いました。

    この絵本を読んだことをきっかけに、豊島の「天下一の馬」に興味を持ってくれる人が増えるといいなと思いました。

    投稿日:2008/08/30

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