愛・地球博が終わり、かなり過ぎた今、
なんとなく思い立ってこの本を購入してみました。
モリゾーとキッコロのキャラクター自体は
知っていたものの、
モリゾーが、おじいさんであることも、キッコロが
子供であることも、実は知りませんでした(笑)
キッコロが森の中で迷子になってしまい、
もりぞーじいさんに教えてもらったように、
みみをすませて森の声を聞き、もりぞーじいさんのもとへ
森がキッコロを導いてくれると言うお話で、
色々と、大人にもメッセージがあるような気がしました。
本当に大切なことは、気がつきにくかったり、
見つけにくかったりするものなんですよね。
最後の
「もりは、みんなをまもっているんじゃ。
でも、もりのこえは ちいさいからな。
だから みみを すますことじゃよ」
と言う文章は、伐採などが進み、
森や自然が破壊されているのに対して、
最後に人間を救ってくれるのは森なんだよといわれているような気がしました。
メッセージ性も強いとは言え、
もりぞーとキッコロのキャラクターも可愛く、
絵ものほほんとしていて、
小さい子でも十分に楽しめる内容になっていると思いました。