韓国の絵本は最近日本でも多く紹介されるようになりましたが、この絵本を描かれたのは北朝鮮民主主事共和国の方でした。さらにすごいのは、この絵本のイラストは大韓民国つまり韓国の方が描いているのです!
そして、そして!邦訳は岡山生まれの在日朝鮮人2世の方でした。
政治の世界ではまだまだ1つの国を意識することや、隣国同士手をつなぎ合うことが難しいのに、文化の世界ではこうして、手を取り合って1つの素晴らしいユニット作品を生み出しているんですね。
(もう、こういうメンバーで作品を作られたということだけでも、素晴らしいことですよね)
さらに内容も絵も素敵でした!
他人を思いやることのできる人は、他人からも思いやってもらえることができる。かえるくんは泣いて困っている人(虫)を見捨てて通り過ぎることができず、自分も急ぎの用があるのに、困っている友を助けてあげた。
その気持ちに応えて、助けてもらった虫たちもかえるくんが困った時にやってきて手を貸してくれるというお話でした。
ちょっと、道徳的過ぎる感もありますが、隣人愛とか聞かなくなってきた今日の日本の子供たちには、新鮮な刺激になってくれるのではないでしょうか?