この絵本も私の持っているものは福音館書店版です。
あの鳥獣戯画を絵本に仕立てて、見事に完成させました。歴史の教科書などでほんの少し触れたことがありましたが、絵本になるとまさに絵巻物です。当時このようなストーリーがあったのかはわかりませんが、日本の伝統・文化をこのような形で子どもに提供するのはすばらしい!!と思います。
馴染みの動物がたくさん登場しますが、一匹一匹の表情がとてもいいです。同時に周囲に描かれている植物も。
表紙をめくると中表紙もなくお話しが始まるのも、なんだか新鮮です。30年前に購入したものですが、宝の持ち腐れにならないようにしなければ…と思いました。